ロキソニンSシリーズ(市販薬)はどれがいい?価格・成分など違いを徹底比較!!【みんなが知りたい薬のこと】

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いまや国民的痛み止め(?)といっても過言ではないロキソニンSシリーズ。

頭痛・生理痛がある時にはとりあえずロキソニンを服用するという方も多いのではないでしょうか。

今回はこの市販薬ロキソニンSシリーズ製品の価格・成分等を徹底比較しました。

ご購入時の参考になれば幸いです!

※服用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が飲んでも大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく服用しましょう。

 

 

ロキソニンSシリーズ概要

ロキソニンSシリーズに含有されているロキソプロフェンナトリウム水和物は、1986年に医療用医薬品 ロキソニン錠 として日本で発売されて以来、その有効性と安全性により広く使用されてきました。

 

ロキソプロフェンナトリウム水和物は非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる成分の一種で、第一三共株式会社(旧・三共株式会社)により創製されました。

今回はNSAIDs成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」含有の人気市販薬 ロキソニンS シリーズの価格・成分等を徹底比較しました。

 

 

★シリーズ共通事項★ 

<効能・効果>

●頭痛、月経痛(生理痛)、歯痛、抜歯後の疼痛、咽頭痛、腰痛、関節痛、神経痛、筋肉痛、肩こり痛、耳痛、打撲痛、骨折痛、ねんざ痛、外傷後の鎮痛

●悪寒、発熱時の解熱

 

<用法・用量>

成人(15歳以上)・・・1日2回まで。症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて服用してください。ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます。(服用間隔は4時間以上おいて下さい)

 

<次の人は服用しないでください。>

(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギ一症状を起こしたことがある人

(2)本剤又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人

(3)15歳未満の小児

(4)医療機関で次の治療を受けている人 胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、心臓病

(5)医師から赤血球数が少ない(貧血)、血小板数が少ない(血が止まりにくい、血が出やすい)、白血球数が少ない等の血液異常(血液の病気)を指摘されている人

(6)出産予定日12週以内の妊婦

 

・本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください。

他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬、乗物酔い薬

(※ロキソニンSプレミアムのみ)

・服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。(眠気等があらわれることがあります)

(※ロキソニンSプレミアムのみ)

 

 

・長期連続して服用しないでください。

(3~5日服用しても痛み等の症状が繰り返される場合には、服用を中止し、医師の診療を受けてください。)

 

ロキソプロフェンナトリウム水和物を服用すると、稀に副作用として胃の不調がでることがあるため<用法・用量>に「なるべく空腹時をさけて」という記載があります。また、商品パッケージに記載されている注意項目の「次の人は服用しないでください」の欄に「胃・十二指腸の治療を受けている人」という記載があります。

 

 

 

 

 

 

 

各商品の比較 

 

お待たせしました!ここからは市販薬ロキソニンSシリーズ各商品の比較です。まずは比較表です。

 

 

 

ロキソニンS

ロキソニンSプラス

ロキソニンSプレミアム12錠入り

ロキソニンSプレミアム24錠入り

発売日

2011年1月21日

2015年6月22日

2016年4月11日

2016年4月11日

成分・分量

(1回分あたり)

ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)

ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)

 

酸化マグネシウム33.3mg

ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)

 

アリルイソプロピルアセチル尿素60mg

 

無水カフェイン50mg

 

メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100mg

ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)

 

アリルイソプロピルアセチル尿素60mg

 

無水カフェイン50mg

 

メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100mg

1回服用量

1錠

1錠

2錠

2錠

メーカー希望小売価格(10%税込価格)

713円

768円

768円

1298円

1回量あたりの税込価格

59円

64円

128円

108円

特徴

初代。成分はロキソプロフェンナトリウム水和物のみというシンプルな処方。

医療用医薬品「ロキソニン錠60mg」と同じ処方

従来のロキソニンSに胃にやさしい成分をプラス

ロキソプロフェンナトリウム水和物の鎮痛効果を高める成分を同時配合。

シリーズの中では鎮痛効果が最強。

眠気が出る可能性がある

ロキソプロフェンナトリウム水和物の鎮痛効果を高める成分を同時配合。

シリーズの中では鎮痛効果が最強。

眠気が出る可能性がある

 

 

 

次にそれぞれについて解説します。

 

ロキソニンS>

市販薬ロキソニンSシリーズでもっとも最初に発売されたのが「ロキソニンS」

 

発売日は2011年1月21日。 成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」が、痛みや熱の原因物質をすばやく抑え、すぐれた鎮痛効果・解熱効果を発揮します。成分はロキソプロフェンナトリウム水和物だけというシンプルな処方

 

眠くなる成分(鎮静催眠成分)を含まず、胃への負担が少ないプロドラッグ製剤です。(※プロドラッグ製剤とは、成分が体内で吸収されてから活性型に変化し、効果を発揮する仕組みの製剤です。)

 

価格は12錠入りで713円。1錠あたり713円。

 

 

ロキソニンSプラス>

次に発売されたのが「ロキソニンSプラス」

 

発売日は2015年6月22日で、従来の「ロキソニンS」に胃にやさしい成分「酸化マグネシウム」をプラスした製品です。

ロキソプロフェンナトリウム水和物を服用すると稀に副作用として胃の不調がでることがあります。この対策として胃にやさしい成分が配合されました。

 

酸化マグネシウムは、医療用では便秘改善の目的で1回330mg又は500mg服用の下剤として広く使われています。これは酸化マグネシウムの「便に水分を多く含ませて便を柔らかくする作用」を利用したものです。

これに対して今回の「ロキソニンSプラス」に配合されている酸化マグネシウムは1回33.3mg。今回の処方目的は胃での制酸作用だと考えられます。酸化マグネシウム(MgO)と胃内の胃酸(HCl)が反応し中和されることで制酸作用を示します。(MgO+2HCl→MgCl2+2H2O)

 

価格は従来のロキソニンSと比較すると少しだけ上がり768円(12錠入り)。

 

 

 

 

ロキソニンSプレミアム>

シリーズの中で最後に発売されたのが「ロキソニンSプレミアム」

発売日は2016年4月11日。

 

ロキソプロフェンナトリウム水和物の鎮痛効果を高める成分、胃にやさしい成分を同時配合した、効果がもっとも強く胃にもやさしいという「プレミアム」な処方


12錠入りと24錠入りが販売されており、メーカー希望小売価格(10%税込価格)はそれぞれ768円、1,298円です。24錠入りがお得ですね。

 

プレミアムな処方ですがシリーズの他の製品にはない注意事項があります。それは眠気が出る可能性があるということです。実際に商品パッケージに記載されている注意項目に「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないで下さい。」と記載されています。

これは「ロキソニンS」「ロキソニンSプレミアム」にはない記述です。

 

眠気がでる可能性があると使いづらそうに感じますが、「痛くて眠れない」という場合には「眠気が出る可能性がある」というのはむしろ良い特徴かもしれません。(もちろん眠れないほど痛い場合には病院受診した方が良いですが。。。)

配合成分についてはアリルイソプロピルアセチル尿素、無水カフェインが鎮痛補助・作用増強の目的。メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100mgが制酸作用目的です(ロキソニンSプラスの酸化マグネシウムの代わり)。

 

ちなみに先に述べた眠気を誘発するのはアリルイソプロピルアセチル尿素です。

 

 

 

 

 

 

結局どれがいいの??

 

個人的にはロキソニンSで良いと思います!

 

理由は、ロキソニンSがプロドラッグ製剤であり、胃への負担は気にしなくてもほぼ大丈夫(食後服用であればかなり安心、空腹時は避けた方が良いかも)だと思うからです。

そして安い!何度も服用する痛み止め、価格も重要な点かなと思います!

 

以上からロキソニンSプラスよりは良いかなと。もともとロキソニンSプラス発売まではロキソニンSしかなかったわけですし。。。

また、ロキソニンSプレミアムを使うならロキソニンSと他の市販の痛み止めを併用する方が良いかなと!

 

もちろん胃が弱い方にはロキソニンSプラス、痛くて眠れない方(受診して!)にはロキソニンSプレミアムがおすすめです!

 

※服用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が飲んでも大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく服用しましょう。